彼の帽子

2007年5月14日
そういえば、最近うれしいことがあった。

買い物してたら、翔くんから電話がかかってきた。
「ねー、みっき。俺、帽子が欲しいんだけど。」って。
「いいけど、帽子って似合う似合わないがあるから一緒に行ったときに買ったほうがいいんじゃない?」って言ったんだけど。
「みっきの選んだやつがいい。これから一生死んでくまで俺の顔見てくんだから、ちゃんと俺の顔思い出して似合うやつ探してきてなー」って。
携帯でしゃべりながら、にやけてしまったよ。

そして帰り。
ご飯一緒に食べようってことで、お寿司屋さんの前で合流して帽子を渡したら、お返しって香水くれた。
さわやかな、これから夏に毎日つけてもいいような香水。
でも、メンズ。
「毎日一緒の香水つけたらいいやろ。」って。
メンズの香水を女の子がつけてるってけっこうセクシーで好き。
でも、自分じゃ絶対買わないから、うれしかったんだ。

買ってきた帽子は、ばっちり彼に似合いました。

今でもちゃんと毎日一緒に眠って、眠るまで腕の中にくるまってる。
頭をなでてもらってると、自然に眠りに落ちる。
はじめのころはあんまり言わなかったような気がするけど、最近は「大好き」と「幸せ〜」が口癖になってる。

でも、先週、怒って泣いた。

出かけた彼が帰ってくるのを待ってたの。
ご飯作って。
いつもより遅くなって10時過ぎ。
わたしもお腹すいてきて、まだかなーって思ってたら、電話が鳴った。

「出先で○○さんに会って。ちょうど仕事の話もあるからご飯食べて帰るね。」って。

すっごい悲しかった。
翔くんが好きそうなもの考えて買出しに行って、作ったのに。
ずっと、待ってたのに。
わかるけど。仕事のことでその人と話さなきゃって言ってたから、行くの、わかるけど。
悲しくて、怒れて涙が出て、なんだか悲しくて泣いた。

会社を経営している以上、社員の生活がかかってるから、仕事最優先なのは当たり前なんだけど。

そういう生き方を受け入れるって決めたはずなのに。
こんなくだらないことで泣いた自分がちょっとおかしかった。

友達からちょうど電話があって、「どうしたの?なに泣いてるの?」って言われて、理由を言ったら
「そういう人に惚れたんでしょ、自業自得」って笑われてしまった。

帰ってきた翔くんは、泣いてる私をみてすぐに抱き上げてひざに乗せた。

ほんとは怒って泣いた私がごめんなのに、翔くんは「悲しかったよね、ごめんね」って座ったまま抱きしめて、しばらく子供をあやすみたいに、ゆらゆらしてた。

ご飯はほとんど食べなかったみたいで、私の作ったごはんもそれからきちんと食べてくれました。

あーあ、ほんと、大人にならなきゃ。
当たり前のことができなくちゃ、生活もできないし、一人前の大人になれないってわかってる。
仕事は責任だもん、会社やってたら、もっと大きい責任だもん、当たり前なのにね。

ときどき気持ちの整理がつかなかったりするの。

好きだからいつも自分を一番に考えて欲しくて。

ほんとにそんな男だったら。
仕事そっちのけで、彼女のご機嫌伺いばっかりしてるような男だったら惚れないのにね。

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